2025/10/17
海外で事業を行う際の手続きについて、
登記簿謄本はほぼ必須で必要です。
このほか、必要になる可能性がある書類の一つに、
Business License
があります。
これはもうそのまんまの意味です。ビジネスのライセンス、つまり、会社が登記され稼働していることを証する書類、または営業許可が必要な業種であれば事業を営むための行政上の許可や認可を受けたことを示す公的証明書類を指しています。
前者はそのものズバリで法務局が発行する登記簿謄本、それを英語にしたものですが、後者については、発行主体は、その業種を管轄する官公庁・自治体ですので、さまざまです。
たとえば、以下のようなものがあります。
- 飲食店 – 発行機関:保健所(都道府県・市区町村) / 書類名:飲食店営業許可証
- 建設業 – 発行機関:都道府県知事/国土交通大臣 / 書類名:建設業許可証
- 旅館業 – 発行機関:保健所/都道府県庁 / 書類名:旅館業許可証
- 古物商 – 発行機関:都道府県公安委員会(警察) / 書類名:古物商許可証
- 宅地建物取引業 – 発行機関:都道府県知事/国土交通大臣 / 書類名:宅地建物取引業免許証
- 医療機関 – 発行機関:都道府県知事(保健所経由) / 書類名:医療機関開設許可証
- 薬局・医薬品販売業 – 発行機関:都道府県知事(保健所) / 書類名:薬局開設許可証/医薬品販売業許可証
- 運送業(一般貨物) – 発行機関:国土交通省(地方運輸局) / 書類名:一般貨物自動車運送事業許可証
実際のところ、渡航先(業務を行う先の)国で、Business Licenseはどちらを意味するのかは、聞いてみないと分かりませんので、事前に確認する必要はありますので、いずれにしても、登記簿謄本の英語版はBusiness Licenseの必要の有無に関わらず、必要なものですので、準備しておくと便利です。