2026/02/20
【用語】監査役(英訳:Company Auditor / Audit & Supervisory Board Member)
監査役は日本固有の制度要素があり、海外側が “Auditor=会計監査人(External Auditor)” と誤解しやすい代表例です。
結論
- 推奨訳(法務・登記・契約で無難):Company Auditor
- 代替訳(役割説明を優先する場面):Audit & Supervisory Board Member
- 注意:Auditor 単独は混同リスクが高いため避け、必要なら注記で「会計監査人と別物」を明示します。
直訳NG(短い注記)
監査役は会計監査人(External Auditor)ではありません。 監査役は取締役の職務執行の監査・監督等を担う日本固有の機関であり、混同回避のため Company Auditor(または Audit & Supervisory Board Member)として区別する運用が安全です。
FAQ
Q1. 監査役は Auditor だけでも大丈夫?
A. 推奨しません。 英語圏では Auditor が会計監査(外部監査)を強く連想させるため、Company Auditor 等で区別するのが安全です。
Q2. 監査役と会計監査人はどう違う?
A. 別物なので、訳語も必ず分けます。 監査役は主にガバナンス上の監査・監督(取締役の職務執行の監査等)を担い、会計監査人(External Auditor)は主に財務諸表等の会計監査を担います。
監査役は本当に機能するのか?
会計監査人(監査法人)は外部の専門家として独立した立場から監査を行う。一方、監査役は会社の内部機関であり、経営陣と同じ「お仲間」という構造になっている。この「内部者」であることの構造的な弱点が、監査機能の実効性に影響を与えることがある。近年は社外監査役の義務化や新しい機関設計の導入など改革が進んでいるが、制度の特徴と限界を理解しておくことが重要だ。
→ 監査役は本当に機能するのか —会計監査人との「温度差」を考える